まだまだ話題の新NISAについて詳しくなっちゃいましょ?

個人投資家の税制の優遇制度、 NISA が大きく変わりました。個人投資家 といっても トレーダー や 不動産投資家 を指すのではなく、普段から 投資 をしないあなたも、ご自身やご家族の 生活 を守る有力な手段となるはずです。制度はどう変わったのか。何をそんなに騒がれているのか。そして利用する上での注意点…わかりやすく解説していきます♪
新NISAのここがすごい!
いろいろなところで話題となるNISAですが何がそんなにすごいのでしょうか?
5秒でわかる特筆すべきポイント5点❕❕❕
- 永久に非課税!
- 非課税上限額に含み益は入らない!
- 売却すれば非課税枠復活!
- 生活に合わせて自由にカスタマイズできる!
- 旧制度と併用可能!
永久に非課税!
旧制度のつみたてNISAは非課税の対象になる取引は2018年から2042年までに投資したものだけで、非課税期間も投資してから20年という縛りがありました。新NISAでは、非課税の対象になる取引はいつ始めてもいつまでもOK!恒久化されたので今後はずっと非課税となるはずです。
しかしつみたてNISAや一般NISAが廃止されたことを考えるとまた新NISAに代わるものが出てきてもおかしくはありません。とにもかくにも新NISAという税制が有効なうちにお得に享受したいところ。
また、非課税なので確定申告等の手続きが不要となります!ずぼらな私にっとてはこれも大きなメリットです♪
売却すれば非課税枠復活!
新NISAには購入回数に制限はありません。持っている投資商品を売却すれば翌年非課税枠が復活 し、非課税枠が再利用できるのです。
ただし、年間投資上限額は360万円となっていて、こちらは売却しても超えることができません。但し書きはありますが、投資家にとっては生涯投資額1800万円の非課税枠が復活するのは朗報といえるでしょう。
私個人の意見をつけ足しておくと頻繁に売買するのはおすすめしません。この記事の後半にも書きましたが、あまり動かさず持ち続けることが長期投資のコツであるからです。
と言いつつも人生は不確実なものですから、もし売ってしまったという時も非課税枠が回復してくれるのはありがたいですね!
非課税上限額(1800万円)に含み益は入らない!
新NISAには1800万円も非課税枠があります。
この1800万円は時価ではなく取得時の価格で計上されます。
例えば、ファンドに100万円(取得価格)投資して200万円(時価)になりました。この時、残っている非課税額は1800-200万円(時価)=1600万円ではなく、1800万円-100万円(取得価格)=1700万円となります。
また、内約として1800万円のうち、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」があります。
積み立て投資枠では1800万円フルで投資可能で、現行の「つみたてNISA」対象ファンド…日本に約6000本もあるファンドの中から厳選された約270本のファンドを買うことができます。要するに、ぼったくりファンドが除外され、金融庁お墨付きの優良ファンドを買うことができるのです。
成長投資枠では1800万円のうち1200万円まで利用可能で、様々な上場株式や投資信託が購入できます。個別株、米国株は◎、債券ETF・レバレッジ商品は買うことができません。
生活に合わせて自由にカスタマイズできる!
新NISAには1800万円の非課税投資枠がありますが、これはあくまでも生涯投資可能額であって1年間で1800万円投資できるわけではありません。18歳から死ぬまでの間の非課税上限額が1800万円という話です。
新NISAの年間投資上限額は以下の通りです。
要は、最短で1800万円投資するなら、毎年360万円投資をして5年間で1800万円に達することができます。
ただ、年間360万円…月30万円も投資資金を捻出できる方はなかなかいらっしゃらないのが現実。
月10万円投資できる方は120万円/年×15年=1800万円
月5万円投資できる方は60万円/年×30年=1800万円
月3万円投資できる方は36万円/年×50年=1800万円 …
もっと言うと、一定のペースで投資し続ける必要もありません。
年間60万円投資できる年もあれば、年間250万円投資できる年、さらにはほとんど投資できない年はしなくてもよいのです。
このように人それぞれ収入や生活に合わせ、生涯をかけて1800万円目指し、自由にカスタマイズできるのです。
従来のNISAにはこのような融通は利かなかったため新NISAのすごいところの1つと言えます。
旧制度と併用可能!
旧制度とは、2023年12月で廃止された「一般NISA」と「積み立てNISA」のことです。

一般NISA
2014年から始まり、120万円/年×5年間=600万円の投資が非課税となった制度。
積み立てNISA
2018年から始まり、40万円/年×20年間=800万円の投資が非課税となった制度。
2023年以降、新規に積み立てすることはできませんが、2018年から積み立てNISAをしている方にとっては2023年まで投資した分も20年間保証され、6年間投資した分(MAX240万円)は新NISAの先行者利益といえます。
2018年から毎年40万円「つみたてNISA」を活用していた方は、2023年までの240万円と新NISAの1800万円、合計2040万円の優遇を受けることができるのです!
例えば、その2000万円が長い時間を経て2.5倍の5000万円になったとしましょう。
通常の投資であれば利益の5000万円-2000万円=3000万円の利益に20%の税金がかかってきます。
3000万円×20%=600万円が税金でとられてしまうのです。
これがNISAを使えば全部非課税になります!600万円あったら新車を買うことができたり、4年制大学の授業料が支払えるような金額ですから、馬鹿にはできないということです。
- 投資枠は1800万円(内1200万円が成長投資枠)
- 年間の投資上限額は360万円…つみたて投資枠120万円、成長投資枠240万円
- 非課税期間は永久(売却すると非課税枠は翌年復活)
ここまで新NISAのすごいところ5つあげてきました。よいことばかりに焦点を当ててきましたが、ここから先は注意すべきことやふと浮かんでくる疑問を紐解いていきましょう。
考えられる懸念点
いつの時代も飴と鞭の世の中、、、嬉しい政策の裏では厳しい政策も行われることが世の常です。
大規模な投資減税を認める代わりに法人税が上がったり(給与が上がりにくい要因になる)、金融所得税が上がったり、消費税が上がったり、そうなったときの懸念として
1.投資をしない人は損
本来投資家が払うはずだった税金を投資してない人たちがその他の増税によって負担する構図になってしまいます。
2.投資をしてても利益が出なければ結局損
利益が出なければ非課税の意味がありません。さらに他の増税によって負担は増すばかり。
ということが容易に考えられます。
損をしないためにはどうしたらいいのか…
①NISA口座を作って投資をする
ネット証券口座では口座開設の申し込みに10分もかかりません。郵送で申し込むと1~2週間ほどで口座開設の手続きが終わります。
SBI証券の「オンラインでの口座開設」であれば最短1~3日営業日程度で完了できます。口座開設は無料だし、口座維持手数料もかかりません!銀行口座から証券口座にお金を移してすぐに投資が可能です。投資開設の敵はあなたの心の中の「めんどくさい」この気持ちに負けなければ100人中100人が口座開設できるくらい簡単なことです。
おすすめしたい証券口座はSBI証券と楽天証券です。楽天経済圏ではないなら最大手・国内株式個人取引シェアNo.1のSBI証券がおすすめです。豊富なラインナップに手数料の安さ、各種特典どれもレベルが高くハズレなしの選択肢です。
②利益を得る投資をする
「絶対に儲かる投資」「絶対に上がる銘柄」…YouTubeやX等でいろいろな甘い言葉は聞こえてきますが、未来はいつだって不確実です。信じ込みすぎて余剰金以上の投資は首を絞めるだけです。私も投資初心者だったころは一つの案件につぎ込みすぎて数百万ほど溶かしたことがあります。そうならないためにもいい話を信じ込みすぎること、夢を見すぎて自分の力以上の大きい額を一か所に集中させることは失敗のもとです。リスクヘッジはかならず怠らないでください。
しかし、中には再現性が高くて勝率の高い投資法方もあります。それは、投資信託のインデックス投資です。インデックス投資は万人向けの最も合理的な投資で、「S&P500」や「日経平均株価」などの指数に連動した成績を目指すものです。ズバリ、利益が出やすい投資をするならeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)など分散された低コストの株式インデックスファンドが良いです。ちなみに、投資期間が長ければ長いほど全世界株の妥当性が高くなります。
なので、失敗しない戦略としては年間120万円のつみたて投資枠はインデックスファンドに、年間240万円の成長投資枠にもインデックスファンドに、1800万円達成するまでインデックスファンドに投資することです。
中には成長投資枠の240万円くらい攻めた投資をした方がいいんじゃないかと考える方もいらっしゃると思いますが、実は金融機関は手数料が高いアクティブファンドを売りたいと思っていて、営業をかけてきます。
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価格:2200円 |
世界的に有名な「敗者のゲーム」という本には「15年間のプロのマネージャーの成績をみると90%はインデックス投資に及ばない」という言葉があります。統計的に見てアクティブファンドに投資してインデックスファンドに勝てる確率はたったの1割だったのです。これは金融業界が知られたくない不都合な真実と言えるでしょう。
また、アメリカでの研究では1950年~2017年の間にどの年から投資を始めても15年以上投資を続ければリターンはマイナスにならなかったこともわかっています。(下図参照)

上の図は米国株の統計ですが全世界株でも似たような傾向になり、15年以上優良な指数に投資をすれば損をする可能性は低くなります。絶対得するというわけではなく、あくまでも損する可能性が低くなる、というお話です。
- 広く分散された低コストの株式インデックスファンドを買う
- 最低でも15年くらいは保有し続けるつもりで投資する
また、NISAのデメリットとしてお伝えしておきたいのは、損益通算や繰越控除ができないこと。
損益通算とは一般口座で投資する時、株①で+60万円、株②で-30万円となった場合、60万円-30万円=30万円、トータルの利益が30万円となりこれを損益通算と呼びます。しかし、NISAではこれができず、負けた時に取り返すチャンスがないのです。そういう意味でNISA口座では一般口座以上に損な投資はしてはいけないということになります。このデメリットもNISA口座ではインデックス投資に徹するべき理由の一つと言えます。
まとめ
新NISAのすごいところ5つと懸念点、損をしないための投資方法をお伝えしてきました!
新NISAとは
- 投資枠は1800万円(内1200万円が成長投資枠)
- 年間の投資上限額は360万円…つみたて投資枠120万円、成長投資枠240万円
- 非課税期間は永久(売却すると非課税枠は翌年復活)
NISAをプラスに導くには
- 広く分散された低コストの株式インデックスファンドを買う
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- 最低でも15年は保有し続けるつもりで投資する
この記事を読めば新NISA完璧です?まずは口座開設やってみましょうね!